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なーいぃら
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自己紹介:
使用ミシンはJUKI SL-300EX(2015.4〜), JUKI HZL-F600JP(2016.4〜), babylock BL57EXS(2018.7〜)。(それ以前はジャノメ モナーゼE4000)

特技:人の顔と名前をなかなか覚えられません。わざとじゃないです。すみません。

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RIMO☆☆☆ スエードの黒の6.5cmヒール。22cm。
足を入れると、周囲から圧力がかかり、靴の中でアーチのできた正しい形に整形される感じです。



2014年10月のお話です。
古くてすみません。
 
結論から言いますと、足に合ったパンプスを履いたことのない方には、とてもおススメです!
 
仕事上のパーティー(立食形式)があり、毎回足の先が斧でぶった切られる and 金槌で砕かれるような痛みだったので、その半月前にお願いしました。
 
当日行ってみると、店内には目からウロコの診断中のお客様がいらっしゃり、片隅で女性スタッフのハセさんが試着用の靴を用意してくださいました。
ショショットだったかな、長さはちがうけれど幅の合うパンプスです。
 
……狭い!!!!!!
 
ムリ。こんな小さいの、ゼッタイ選ばない。
足を入れるのさえ、むりくりに入れてんじゃん。靴べら使って、ぎゅう詰めだよ。
 
でも、これが適正サイズだそうです。
ええーっ。
再び目からウロコです。
 
「頼んでよかったー。自分じゃ、ゼッタイ選ばない」と言ったら、ハセさんも西村さんもにこにこ笑顔。「出発前なのに、早すぎます」
 

新宿のデパート内の靴屋を次々に案内していただきました。
前回の目からウロコ診断で、左の股関節に問題があることをちらっと口にしたのですが、そういうほんのちょっとしたことまで頭に入れてくださってました。
道中、ずっと靴の選び方の話で、少しの時間もムダにしません。落ち着きと自然体なお人柄のせいか、気が楽にお話できました(人見知りで緊張しいの私には、大きな問題!)
 
最初はマルイのかねまつへ行き、店員さんにさっそく甲ストラップ付きパンプスを、ハセさんが問い合わせます。顔なじみなので、話が早く、ムダがありません。
今秋はそのモデルは出ていないそうで、2、3種類を試し履き。豹柄の靴が比較的しっくり来ましたが、今回欲しいのはベーシックな黒。葬儀にもパーティーにも面接にも履ける靴。
これは同じ木型でちがうデザインが出たらチャレンジしてみようということに。
この際、この靴の型番をくださいと言ってメモをもらい、サクサク次へ
 
試着で店員さんに気を遣って、買わずに帰るのが苦手な人、ここ注目です。
型番もらうと、ただの冷やかしの客ではなく、ほかの店を回ってみてけっきょく良かったら戻ってくるよ、という感じになって、罪悪感がなくなり気分が楽です。私のように気弱な方にはおススメです。
 
ちなみに、本気の候補だけどほかも見回ってから決めたい場合は、「本日だけお取り置き」をお願いすると良いです。
 
次が伊勢丹で、ヨシトというブランド。
甲は、カネマツよりぴったり。
でも、カカトがすっぽぬける。うーん。
 
その後、いくつかのブランド。
ある靴は、木型が同じなのに、履き口がV型になったとたん、指の付け根の一点が痛くなりました。
 
別の靴では、履いて立ったとたん、脚がO脚に!
粗悪品ではなく、内ふりに作ってある靴は、私が履くとがに股になってしまうみたい。
でも、これが合う人もいるそうです。脚さまざま。
 
伊勢丹の靴売り場には、複数のブランドの靴が並べてあって、私のような素人は売り場の中で一人をつかまえれば、並べてあるすべてのブランドから良さげなのを紹介してもらえると思っているのだけれど、そうではないらしい。
ハセさんは、一つ一つ、「○○(ブランド名)の担当者をお願いします」と呼んでくれました。
 
この日のRIMO☆☆☆の担当者は、「欲しいお色があれば、お出しします」と棚の前に突っ立ったきり
まさかの受身?
お客が幅の狭めの、踵の小さな靴が欲しいって言ってんのに? 接客って、お客様の要望に合う靴を出すぐらいの態度でないといけないんでないの…みたいなことをハセさんにこぼしたら(私もたいがいですな…)、担当者が聞いていたみたいで、態度豹変
もっと幅が狭いの、これは飾りが当たる…など、私の言い分を「では、こちらの靴はいかがですか」「ハーフサイズのジェルパッドを貼りましょう」「飾りが当たる箇所にジェルパッドを貼りましょう。いかがですか」
プロの本気を見た!
 
ようやく甲と指がぴったりなのは見つかったのですが、どれも踵は抜ける。
私の足は21.5-22.0(メーカーによって22.5)のC-Dワイズだけど、踵はAワイズ。そりゃ抜ける。
 
ここで、ハセさんから提案。
ヒールの高い靴のほうが、踵は小さめにできてるんですよ。試してみます?」
 
私の足は甲が高くないので、3-5cmヒールがおススメ。
でも試しに5cmヒールから6.5cmヒールに変えてみたら、ものすごくバランスがいいの
踵がくっついてくる!
踵がぴったりだと、高いピンヒールでもぐらぐらしない。安定する!
むしろ5cmヒールより高さを感じない。
 
足幅の広い人がうらやましい。
子どものころから、すっぽ抜けを気にしないから足にヘンな力も入らず全力で走れるし、長時間歩いてもすねが痛くならない。ダンスの授業もバレエシューズのすっぽぬけを気にせずジャンプできるし(ゆえに捻挫も減る)、ヒールだってこんなに安定する。世界観変わるよね。
閑話休題。
 
「それが合ってるってことですよ」と、ハセさん。
ここでタイムオーバー。
この靴を買いました。
そのまま履くと足が滑るので薄い中敷が欲しかったのですが、東急ハンズでは薄いのが売ってなかったので、RIMO☆☆☆の売り場で買いました。
靴の試着時にはハーフカットの0.6mmを入れてもらいましたが、全面の0.3mmというのもあるそうなので、両方試してみて、全面0.3mmを購入。
 
当時、履き感体得ツアーの料金は18000円だったけれど、失敗して靴を買いなおすことを考えたらお得だし、早いうちに履き感を習得するほうが財布だけでなく時間や心の健康にも良いです。
 
ツアーの間、私が靴を選ぶポイント(トラブルのポイント)を教えていただきました。
・カカトの真後ろが痛いのはサイズが小さい。カカトの横が痛いのは、指でしごいて柔らかくすればだいじょうぶ。
 
・底が厚い靴はかえりが悪いので、私のように左右でボールポイントがちがう人はNG。薄い靴を選ぶこと。ボロネーゼ製法なら言うことなし。

等々。
 
実感として獲得したのは、靴に足を合わせようとして、足が勝手につっぱるような靴は、ダメ。少しぐらいなら、滑り止めの中敷きを入れて試してみる。これで解決するならだいじょうぶ。
 
さて、翌日から忙しい現場に投入され、寝る間を削って急いでパーティー用の服を縫い、毎日指で靴の踵の縁をしごいていました
おかげさまで、パーティーでは靴擦れしませんでした!
 
おまけに、脚がむくまなかったのです!!
こんなの初めて! いつも、帰りの電車に乗るころには足がパンパンで、物理的にパンプスに入らないよ裸足で帰りたい(泣)ってぐらいだったのに。ぜんぜん余裕。
靴が合うって、すごい!
 
いろいろ選ぶポイントをかきましたが、これだけでぴったりの靴を選ぶのは難しいと思います。
合いそうな靴を1足ずつ履いて、素人なりの感想を聞いてもらい、もっと合いそうな靴を提案していただき、また感想を言う…という繰り返しの中で、ようやく「合う」という感覚をつかむ、という作業でした。
 
感覚をつかむのが肝心で、上記のポイントは言葉による補足、もしくは備忘録でしかありません。
別の言い方をすれば、合う靴を一足持てば、それを手がかりに次の合う靴を選べます
最初の一足、一度目の「合う」という感覚をつかむこと、これが大事だと思います。素人がこれをつかむのは至難の業です。
知識や経験豊富なプロが靴1~2足の料金で教えてくれるなんて、とてもお得だと思われます。
 

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