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なーいぃら
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使用ミシンはJUKI SL-300EX(2015.4〜), JUKI HZL-F600JP(2016.4〜), babylock BL57EXS(2018.7〜)。(それ以前はジャノメ モナーゼE4000)

特技:人の顔と名前をなかなか覚えられません。わざとじゃないです。すみません。

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子どものころから運動音痴だったけれど、持久走は全国平均ぐらいだった。
気が向くと新宿から池袋の少し先まで歩いたもので、渋谷から池袋の先まで歩いたこともある。

軽登山靴週の半分は登山をしている……という時期もあった。

8時間以上縦走しても体力が余り、冬は雪の中を軽アイゼンでガシガシ歩き(新雪に大の字の雪跡をつけるのはお約束♪)、利尻山も、日本アルプスの雪渓も行ったし、スリッポンみたいなスニーカーで暴風の中、九重の中岳に登ったりもした(単車ツーリング中、急に誘われて装備がなかったため)。

5cmぐらいのミドルヒールが好きで、毎朝駅までダッシュしてた。
なかなか合う靴がなく、20足買って、ようやく履ける靴が1足ぐらいだったけれど。

何度か健康を損ない、ついに数年前に歩行も困難になった。
今はかなり良くなったけれど、外出するとすぐに歩けなくなってしまう。


脚をぶった切られるような激痛。



リアル人魚姫ですか!?


動画で自分の後ろ姿を見たら、どこのおばあちゃんですか。
歩き方が美しいと友だちに言われていたあの姿はどこへ?

ついに、今まで履けていた登山靴まで、紐で足を固定できなくなってしまった。


ああ、もう、ダメだ……。(奈落の底)


ということで、シューフィット神戸屋(http://ameblo.jp/yasu-tenmei/)へ行ってきました。




シューフィット神戸屋は、靴の中敷きの専門店。
足を測定して、中敷きを作ってくれる。

以前、銀座の老舗の靴店で、経験豊富なシューフィッターに測ってもらい、靴を買ったが、帰宅して履いたら、完璧に前滑りして、100メートルも歩けなかった。
中敷きを工夫したけど、全滅。
(当時購入した中敷きについては、別項にて紹介予定)

足が空中に浮かんだ瞬間に前滑りするのが、わかった。
が、それをどうしたらいいのか、まったくわからなかった。

「ポアント&シューズ・フィッティング・ルーム」では、空中の小さくなった状態の足囲で靴を選んだほうがいいのではないか、と書いてある。
銀座では22.5cmのE幅と言われたから、D幅で靴を探してみたけど、ダメだ、カカトがガボガボだ。

しかし、私の足が、そんなに細いはずがない。中敷きでちょいちょいっと調整してもらえば、履けるはずだ。

その程度の気分で、シューフィット神戸屋のドアをくぐったのだった。

そして、自分の認識が甘かったことを知る。


シューフィット神戸屋の西村さんは、あちこちのブログで書かれているように、たいへん知的で気配りの細やかな紳士だった。
社交界のマダムだったら、こんな接客を受けてるのではないかしらん……みたいな。

ちょっぴりブルジョアの仲間入りした気分で、……尻が据わらない。場違いなようで、やたら焦ってしまう。野暮な田舎育ちなもので。
(私に似合うものと言えば、1人でひねもす図書館にこもるとか、単車でビンボー旅行とか、汗だく登山とかだ。まちがっても『山ガール』なんてオシャレなもんじゃない)

西村さんは、とても話上手な方で、こちらが何をしゃべったらいいか、あっぱとっぱしていても、順序よく話を運んでくれるので、沈黙が気まずくなることもなく、何も心配はいらない。
むしろ、時間が足りなくなるぐらいだ。


まず、足の測定。
機械の上に立って、圧力分布を撮る。

次に、座って足型をとってもらう。

さらに、足囲をメジャーで測定。

アンケートに、自分の名前や、自称のサイズ、困っている点などを書く。
完璧にあがっているので、手が震えて、文字がなかなか書けなくて困った……というより、もはや地獄?(笑) 肝臓の辺りが、制御不能に陥ってたと思う(笑)
(ごめん。気が小さいんだ)

困ってる点は、ほとんど書かなかったと思う。
何が悪いかわからないが、とにかく、カカトがすっぽ抜けなくて、脚がもげそうにならない靴が欲しいだけ。


===判定===

サイズ
    長さ 21.5cm〜22.0cm
    幅 B〜C

足の型
    ギリシャ型

●問題点
    ・浮き指
    ・軽度の外反母趾
    ・内反小趾
    ・外扁平(開帳足)
    ・カカトが小さい
    ・足のグーがもうひとつ
    ・ボールポイントの左右差が5mm


スニーカーは今まで22.5cmを履いていたから、長さは問題ないらしい。
スニーカーのサイズは足の長さ+1.0〜1.5cmだから。

「知ってますか? スニーカーと革靴のサイズは違いますよ!!」
http://ameblo.jp/yasu-tenmei/entry-11227750407.html



問題は、幅。

Dだって、いい加減狭いと思うのに。

CとかBって、なんですか?

たいへん失礼ながら、思わず笑いが。

だって、細幅?

おまけに、カカトが小さい?



ちょっと待って。



華奢なのは、高貴な人の特権でしょ?



私の勝手なイメージでは、足が華奢な人は、ほっそりとした気品のあるお嬢様や、オシャレな帽子が似合いそうなマダムなのです。

少なくとも、田んぼの泥に足をずっぽり埋めて稲刈りしたり、通学路の商店街で「青いハヤブサ」とかあだ名されて自転車通学したり、近所のマムシの山に登ってアケビだのグミだのおやつ代わりにもいで食んでたような私には、遠い世界のお話です。

私が? がさつで無粋で野暮ったい、山育ちのこの私が?

この先も、何度も笑いがこみあげてきて、たまりませんでした。



というわけで、軽〜くアイデンティティ崩壊を起こしたまま、話は続く。

指が地面に着いていない。これを、浮き指と言う。
指に筋肉がなく、まったく使えていない。
ので、指の付け根にタコがあり、体重の分散がうまく行っていない。

外アーチが落ちているので、内反小趾開帳足を起こしている。
足には、三つのアーチがあるが、そのうち、横アーチと、外側の縦アーチが落ちている。
そのため、着地したとき、小指側の足が広がってしまう。
銀座の靴店では、着地したときの幅を測ったのだろう。
空中で前滑りしてしまうから、幅は空中で測った数値のB幅か、着地したときのことを考慮してC幅を推奨。
ただし、カカトが小さいので、B幅のほうが良いかも。
カカトが小さいことが、靴選びのネックになるかも知れない。

足指を動かすことが大事。
足指は、足の甲側でも、裏側でも、膝まで筋肉がつながっている。この長い筋肉を鍛えることが大事。
(足の骨格模型を用いての、理論的な解説付き)

外アーチと横アーチが落ちて、足のバネが効かなくなっているので、足が疲れやすい。

以前、登山をやっていたのなら、足指を使って鍛えれば、アーチが改善する可能性もアリ。
登山靴のように底が固くて、しっかり足を固定できる靴か、ナイキフリーのような底のやわらかい、ある程度厚みのある靴を履いて、足指を使って歩いて鍛えると良い。
カカトが浮かない靴を履いて歩くべし。
↑ ココ重要!!
(しかし、カカトが浮かない靴を探すのが、実に難しいノダ!)

ウォーキングシューズにありがちな、ゆりかご形状の底は、足指を鍛えるにはNG。避けるべし。

登山はお薦め! オフロードでは、足指を使わずに歩くことはできないから。

ボールポイント(足の曲がるところ)に左右差が5mmあるため、合う靴を探すのが難しい。
左は22.0cm相当、右は21.5cm相当の場所にあるので、22.0cmの靴では右が合わず、21.5cmの靴では左が合わなくなる。
ボロネーゼ製法で作った靴なら、どこでも曲がるので対応できるが、国内で、なおかつ細幅の靴を探すとなると難しい。
左にサイズを合わせて、右は中敷きで調整ということになりそう。

メーカーではサイズの決め方がアバウトなので、サイズ表示を見て選ぶよりも、自分の実感を優先させて選ぶ。

芯材(カウンター)の長く固い靴を選ぶ。アーチの崩れた足を支えるため。

タウンスニーカーは底が薄いので、がっつり歩くなら底が厚いものを。


えーっと、情報がたくさんで、読んでるだけで頭がいっぱいになっていることと思いますが。

だいじょうぶ!

当事者の私も、頭がいっぱいだから!!(笑)



登山靴の紐で足が固定しきれなくなったのは、加齢と、足を使っていなかったから細くなったのではないか、とのこと。
だから、登山再開大プッシュ。

ああ、山大好き!
軽登山靴も大好き!
20年以上も大切に手入れして使ってる、良き相棒!
(唐突に、アドレナリンが(愛とも言う)、たぎってきましたが、閑話休題)


最後に、合う靴がどこで手にはいるかを、具体的にご教授。

ブランド名が、ほとんどわかりません……orz

でも、だいじょうぶ!
ブランド名やメーカー名さえわかれば、ネットで細かいこと調べて、実際に履いてみればいいだけだもんね。


冠婚葬祭用にプレーンなパンプスが欲しいと思っていたけど、まずは足を鍛えることにしました。


時間はあっという間に過ぎ、50分の予約だったはずが、60分ギリギリ。
もう、次の予約の方が待っています。
お見送りまでしていただき、慌ただしく帰りました。

後日、手紙を出しましたら、メールでお返事をいただきました。
ひとつ、伺い忘れたことがあったのですが、それについても、丁寧にご教授いただきました。
ありがとうございました。


靴関連の話は、今後、少しずつ書く予定です。


※一部、不明な語がありますが、地方語でございます。あしからず。


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