電気圧力鍋 T-fal ラクラ・クッカー。
圧力調理のほか、炊飯、蒸し、炒め、煮る、低温調理ができる。
カレーは、安い牛肉でも圧力調理でやわらかくなり、吹きこぼれの心配もなく、設定時間になるとできあがっている。
ゆで卵は、圧力1分+保温1分で、黄身の中心にオレンジ色が残る程度のゆで卵になるほか、殻剥きが超絶ラク!
58度3時間40分で、安い牛もも肉が、しっとりやわらかなローストビーフに!
チャーシュー、ヴィシソワーズ、ラタトゥイユ等々、圧力の調整も吹きこぼれも心配ないので、調理中は台所を離れることができ、こんなにラクチンだとは思わなかった!!

レシピは、T-falのサイトに、ラクラ・クッカー用50レシピが用意されているほか、電気圧力鍋(クックフォーミーエクスプレス)用のマニュアルレシピ145レシピが掲載されている。
ので、それぞれ印刷して活用しております。
(スマホじゃ画面見にくいし、タブレット持ってないし)
ただ、ソースの味付けが私好みではないので、ネットで調べたりしてアレンジしております。
IHコンロ導入前のガスコンロだった時代は、広島アルミニウム工業株式会社製の圧力鍋を使っていました。(現在は製造中止。無水鍋のみ販売中 http://www.hai.co.jp/products/musui/)
高圧力の、鯉の骨までホロホロになる頼りになるヤツだったのですが、IHコンロに変えてからは、カセットコンロに載せて使っていました。
カセットコンロを出すのが面倒くさくて……。
とはいえ、圧力の弱い電気圧力鍋じゃ満足できないし……。
しかし、クックフォーミーエクスプレスが魚の骨まで柔らかくするらしいとwebの比較検証記事で読んで、目をつけました。
でも、大きすぎるし…高価だし…と二の足を踏んでいたら、小型で低温調理つきのラクラ・クッカーが発売されたので買いました。
こんなに便利だとは思わなかった!
料理好きより、むしろ、手抜きしたい人にオススメしたい。
セットしたら、できあがりまで放っておけるって、本当に便利。
味付けの参考には、こちらの本を愛用しています。
母が昔お付き合いか何かで買った通信教育のテキスト。
中学生のとき戸棚から発見して、今でも愛用しています。
人に勧められる本かと言われると迷うけれど……。
なにせ、昭和48年発行と書いてありますから、古い!
この本の良さは、地方在住中学生でも、材料が揃えられた点。
輸入食材や専門的な食材が使われていない。
ただ、作ってみると、あれれ? なものも多々あります。
一通り作って、何が美味しかったか覚えているので、そういう意味で手放せません。
とくに西洋料理の本がお気に入りで、たとえばマヨネーズの配合は卵黄2こ、酢大さじ1.5、塩小さじ0.5、サラダ油250ccと濃厚で、私はこの配合がいちばん好きです。
洋食の啓蒙を兼ねている面もあるようで、サンドイッチの項では、バターのバリエーションとしてレモンバター、からしバター、パセリバター、わさびバターなどを紹介し、フィリングも、
牛肉…ロースト、ステーキ。
豚肉…カツレツ、ロースト。
(中略)
ソーセージ…ハムと同じ、ウインナソーセージならロールサンドにします。
(中略)
鮭…カンづめは水けをきり、玉ねぎのみじん切り(さらす)とマヨネーズであえて。燻製はフレンチドレッシングにつけ、レモンの薄切りと。
(中略)
チーズ…薄切りをはさむ。ホットサンドにするととろりととけておいしい。クリームチーズならパンにぬってくだものをはさむのもしゃれています。
「西洋料理 基礎と応用」P83より
文章読みが好きな方や物書きはわかってくださると思うけれど、これらの記述からは、著者が具体的に情景を想像しながら、アイディアが次々に湧き出ている様子が伺え、料理が好きで好きでたまらないという気持ちが伝わってきます。
だから、鍋を火にかけた後、ひと息つきダイニングの椅子に腰を落ち着けて、この本を手に取り読みながら、あれこれ想像するのが楽しいのです。
たぶん、私が物語の作中でキャラクターに物を食べさせているとき、この本の影響が濃く出ているなーと思います。
生方美智子『西洋料理 基礎と応用』[すぐに役立つ 料理通信講座3](1973.7.1, ホームクッキングアカデミー)
[2回]
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http://yarns.blog.shinobi.jp/Entry/188/最近買ってよかったもの「T-fal ラクラ・クッカー」